ヘルスケアIoTLTに参加してきました!

IoTLTとは日本最大のIoTコミュニティIoTLTのスピンオフコミュニティです。
IoTを使ったツールやサービス、なかでもヘルスケア・シックケア領のIoTを使ったサービス事例をLTするイベントで、今回の登壇者は医療従事者(具体的には医者)兼 起業家 兼 エンジニア という方が多かったです。

それでは発表で面白かったものについて書いていきます。

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NFCとスマートフォンアプリで介護記録を電子化したら、介護事務が劇的に効率化出来た

訪問看護・看護支援システム『Care-wing』のLTです。
NFC(近距離無線通信)でヘルパーさんを認証し、スマホアプリで介護記録をデータ化することで
介護ヘルパーさんの業務効率を改善するサービスです。

サービスが解決したこと

  • 介護記録はすべて紙に記録しておりヘルパーさんに負担がかかっていたがペーパーレス化できた
  • 月末月初の請求ダブルチェック工数が減った
  • ヘルパーさんのシフト管理や要介護者と遠隔に住むご家族への通知ができるようになった

これからの展望

  • 現場ヘルパーがスマホを持つので他アプリと併用が可能
  • 介護記録がデータ化されるので分析・活用が可能

インフルエンザ咽頭所見を機械学習で迅速診断!

登壇者は起業家 兼 現役のお医者さんで、これからロンチに向けて動くそうです。

現状のインフルエンザ検査は病院で鼻に検査棒を突っ込んで陽性/陰性を調べるスタイルですが、

  • 検査精度62%と低い
  • 早期すぎると診断不可
  • しかし、タミフルは発症から48時間以内でないと効き目がない

という課題があります。

インフルエンザになると喉に濾胞という物ができ、
濾胞=99%インフルエンザだということが診断できるらしいのですが、
キャリア数十年以上のお医者さんでないと濾胞の見分けがつかないとのことで、
喉の写真を取って画像診断・ディープラーニングで濾胞有無の精度を上げるサービスをロンチ予定。

  • 今年10月:内視鏡カメラ開発
  • 年末:画像収集の臨床研究
  • 来春以降:治験
  • 2020年:実用化

のスケジュールのようで今後が楽しみです!

NefryBTで薬局の冷蔵庫をIoT化して温度管理してみた

登壇者は現役の薬剤師さん 兼 プログラマでした。

インスリン製剤の冷蔵温度は2〜8℃にしないと効き目がなくなってしまうそうですが、
その管理方法が冷蔵庫に温度棒を入れて目検管理+印鑑で承認するフローだそうで、
このプロセスに無駄を感じて開発したそう。

nefry BT+温度センサ+IFTTT+Google Apps Script+LINE
許容温度をオーバーしたらプッシュ通知する冷蔵庫を開発していました。

  • nefryBT:5000円で秋葉原で買える
  • 開発環境エディタは無料ダウンロードの物を使用
  • サービスのソースコードは40行ほど
  • 半年前にプログラミングを始めた現場薬剤師でも作れる

ということで勇気をもらえたLTでした。

MaBeeeを使った見守りと健康情報のモニタリング

ノバルスが開発しているMabeeeを用いたサービスです。
Mabeeeとは単3乾電池をIoT化できる製品です。

これを用いてひとり暮らしの高齢者安否確認サービスを作っていました。
テレビのリモコン・電子パネル式トイレ・ガスコンロなどに装着することで生活を監視できます。
工事不要で家庭内製品をそのまま利用できるのがメリットです。

今後の展開としては

  • リモコンボタンの押し間違いデータから認知症診断
  • 夜間トイレの利用頻度から高血圧・心臓病診断
  • ガスコンロ利用頻度から栄養不足診断

などのデータ活用を行うAI乾電池のポジションを取る戦略だそうです。

保育園向けヘルスケアIoTサービス

乳幼児の午睡(お昼寝)管理アプリ ルクミー午睡チェックのLTです。

乳幼児の突然死は年間150件ほど発生しており、その80%が睡眠中。
そのうちの50%ほどがうつ伏せ寝の姿勢が原因だそうです。

現状の保育士は5分毎に乳幼児一人ひとりの寝ている向きを管理表に手書きしたり
触って呼吸しているかをチェックしていて大変だそうです。

そこで乳幼児ごとに午睡センサーを服に装着して自動で寝ている向きをチェックし、
うつ伏せになったり体の動きが停止した場合にi保育士のPadアプリにアラートを通知します。

医療機器として届出済だそうで今後の展開が楽しみです。

医師一人しかいない離島の診療を医師同士のオンライン医療相談サービスで複数医師が支援し救命に成功した一例

登壇者は整形外科医 兼 起業家です。

医療業界には数多くの「◯◯科」と「◯◯外来」があり1人の医者が見れる専門領域はごくわずか、
しかしながら、患者にとっては担当医の知見が全てであり、担当医が知らない病気であれば発見できない病気があります。
そこで、実名・医師専用の相談チャットアプリを開発したそう。

登録の質担保に医師免許を利用しており、ユーザー数は1400人ほど。
最近では、離島のお医者さんが60代男性の胸の痛みの原因が分からず深夜に相談し、
数分後に利用している別の医者複数から色んな知見が届き、ヘリで本土に緊急搬送する判断をし
医師と医師のつながることで命をつながげられた事例もできたそうです。

参加してみて

現役のお医者さんが現場の課題を感じてそのままプログラムをしてサービス化してしまうスピード感に驚きました!やはり現場で直接困っている人の生活に直面しているからパッションが違う気がしました。

自分も自社サービスの開発を担ってはいますが、そのサービスがあるかないかで1人の生死を左右するとなるとサービスに対する思い入れが違ってしまうなと思いつつ、負けていられないと奮起して帰宅した昨晩でした。

          
    

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